登場人物
その他:私の家族、主人家族
(一度絵を使ってみたかったんですよね!)
※あくまで個人の経験です。
♪じ~んせい楽ありゃ苦~もあ~る~さ~♪
子供のころは祖父祖母と一緒に水戸黄門を見るのが楽しみだったなぁ・・・
と、いつの間にか「人生楽あれば苦あり」という考えが私にはあったかもしれません。
何かつらいことがあれば、家族からも
「いつかはいいことがあるから」と今現状の辛い現実をなるべく受け入れ、
時が来るのを待っていた気がします。
皆さんは「人生楽あれば苦あり」についてどう思いますか?
今日は、私の主人にこのことを話した時の話・・・
目次
なんでそんな辛い考え方?!?!
スウェーデン出身の主人とは日本の大学で出会いました。日本語学科出身の主人は日本語を生かすために日本での就職を選びました。
私は彼が日本で働くのはうれしい半分、不安でした。
理由は、私が好きな彼の純粋な心、マイペースで無理をしない性格が日本の社会で通用するかわからなかったからです。
日本で働く上でいくつか理不尽なことを経験することもあります。
純粋すぎると必要以上に傷つくし
周りの人に合わせて仕事をし、成果を上げることを求められる。
日本で働き始めた主人は、1ヶ月ほどでそのことに気づき始め、
どんどん暗くなっていきました。
日本では彼の家族はいない。
彼が気持ちを許せる家族は私、そして私の家族しかいませんでした。
彼は私の母に、いかに仕事が大変か、職場が嫌な環境かを話しました。
私の母は励ますつもりで
「新人の時はみんな大変な思いをするものよ。若いときは苦労するもんよ。そうすればいつか楽に思えるときが来るから。」
というと、
そんな風に思えません!
正直、私の家族は少し古風な考えかもしれません。
特に父は「理不尽なことを耐えてこそ社会人」のような考えでした。
そんな日本での経験、考え方にがっかりした主人はスウェーデンの家族に電話をします。
日本では若いときに
苦労するもんって言う
考え方らしい
そうなの?
なんて辛い考え方!
!?!?
夫母、夫の考え方としては、わざと辛い人生を選ぶなんておかしいんじゃない?
人生、もっと楽しく考えていいのでは?
という考えでした。
(ちなみに私から見ると夫は過保護に育てられたわけでもなく、どちらかというと厳しく育てられていたので余計に夫母の発言に驚きました。)
その会話を聞いたときに、最初は驚いたのですが
正直、その通りだよな
理想の生活から離れる努力は必要?
例えば、理想の生活があるとする。
でも、今の生活が理想の生活と離れてしまうのであれば
理想の生活に近づく努力をするべきであって
理想の生活から離れる努力(我慢)って必要?
と私自身も考え始めました。
私の母が言いたかったことは
「たくさんの経験をしなさい」
ということだとは思います。
でも、人生を悲観的に見る必要はない。
福祉がしっかりしているスウェーデンだからかもしれませんが
全体的にとても楽観的
ただ、私の主人は、主人なりに一生懸命仕事をして
普通に生活を楽しみたい。
ただそれだけなのです。
仕事を始めてもうすぐ3年
今の彼の仕事は彼の理想と違う
だから、理想の生活に戻るために彼は仕事を辞めてスウェーデンに転職する準備を始めました。
その努力は彼にとっては大変でも乗り越えられるもの。
辛くないのです。
人生苦があれば楽があるのか?
もしかしたらそうかもしれない。
ただ、その「苦」の質は選ばないといけないかもしれません。
自分が進みたくない道にいる「苦」と
自分が進みたい道にいる「苦」
は感じ方が違います。
スウェ夫と過ごしてそんなことに気づきました。
それではまた!
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