Hi! It's Kara!
この一週間は現在の世界情勢やビザ交付の見通しの悪さから
落ち込んでなかなかパソコンに向かえませんでした。
今は少し前を向きなおしたところです!
さて、本日は相方が日本で働き始めた時に話していた印象的な話題についてご紹介します。
タイトル通り
「スウェ夫視点の日本社会の回り方」です。
日本人の私からすると
そういう観点もあるのね!
と面白かったです。
専門家でもないので
あくまで個人の感想と
してとらえてね!
決して両国の
社会を悪く言っている
わけではありません
※これをきっかけにご自分で調べていただいて、正しい情報を見つけていただけたら幸いです。むしろ教えてください!
それではLet’s go! (Nu kör vi!!)
目次
私が疑問に思ったスウェーデン社会の回り方
私も会社で働き始め、仕事自体は忙しくも、順調に過ごしていました。
私の会社は業界や規模の関係で、休みもほかの会社と比べると多いとは言えませんでした。
そして、とにかく仕事が終わらず、残業の毎日。
他の業界でも、皆様の残業のおかげで社会が回ってるところが正直あるのではないでしょうか?
一方、スウェーデン含め、ヨーロッパにはバケーションという考え方があります。
いわゆる有給ですね。
この有給を一気に3週間使う人が多いみたいで、大体夏に使うそうです。
そんなにみんな同じ
時期に使って、、、
社会回る?
もちろん順番に消化す
るよ。大体同じ時期
に一気に使うけど
さらに、びっくりするほどきっちり定時に帰るのが当たり前です。
そんなことないよ、
残業するよ~
とぼやいてるスウェーデン人に
どれだけ残業するの?
と聞いたら
30分ぐらいかな。
毎日ではないけど★
と答えてくれました。
確かにきっちり定時に帰るスウェーデン社会での30分は長いかもしれないけど、毎日長時間残業してる方からするとうらやましいかも・・・
そこで私が思った疑問
スウェーデンってどう
やって社会回ってるの
???
という疑問でした。
相方が疑問に思った日本社会の回り方
一方、相方は相方で疑問に思ってました。
日本の社会を見るとアルバイトやパートとして働く人が多く見えたそうです。
そして、見事にパートとして働いてる方に女性が多いということ。
ここで相方の心の中・・・・
「パートやアルバイトは、正社員と比べて年収が減る人が多いはず。
そうすると、回収できる税金も少なくなるはず。
さらに、パートやアルバイトは正社員に比べて責任が大きくなる仕事を任せられにくいはず。
そうなると、スウェーデンと比べると、正社員の割合が少ない日本は、必然的に正社員にかかる仕事量も多くなるはず。
そりゃあ、残業も多くなるし、休みにくいよな・・・・
そしてどうしてパートを選ぶのが女性が多いんだ・・・・
どうやって日本の社会って回ってるの???」
という疑問でぐるぐる回っていました。
見えてきた社会構造とそれぞれの国のデメリット
日本とスウェーデンの社会構造とデメリットを簡潔にまとめると
「一人一人の責任感の強さにより快適なサービスを受けられるが、自己犠牲の上に成り立っている日本。
女性の社会復帰がしやすく、無理をしないことによりみんなが快適に過ごすのを目指すが、サービスの質は低下するスウェーデン。」
というところでしょうか。
いや、うまくまとめられなかった・・・・
気を取り直して
まずは、日本について
統計の情報によると、
非正規雇用比率は、男性が22.8%、女性は56.0%だそうです。(就業分野における男女共同参画)
パートとして働いている層は女性だと40代以降が多い傾向にあるそうです。(労働力調査参考)
(実際、私の職場でもそうでした。)
私が職場のパートの方から聞いた話だと、
・子供を産んだ後に正社員として復帰する、または転職するハードルが高い。
・一方で扶養制度に入って、子育てしながら働くのにパートはちょうどいい。
という話でした。
これは世代によって傾向が違う可能性があります。
しかし、まだ子育てをしながら正社員として働くのは、
ハードルが高いというのが正直なところかなと思います。
そして、意外と「扶養制度」が一つの壁を作っています。
それは「130万円の壁」です。
私の会社でも、パートの方たちの間でよく飛び交っていた会話が
「扶養内に仕事量を納めないと」という会話でした。
簡単に言うと、扶養で決められた金額以上働いてしまうと、税金を払うことになり、
130万円以内で働いた方と、130万円以上働いた方だと、130万円以上稼いだ方が金額によっては手取りが少なくなることがあるのです。
扶養制度はとても助かる制度ですが、ここで仕事量をセーブしてしまう人も出ててきます。
これは相方の
回収できる税金も少な
くなるはず。
という仮説に当てはま
ってくるところですね
さらに、相方の仮説で意外と的を得てると思ったのは
「パートやアルバイトは正社員に比べて責任が大きくなる仕事を任せられにくいはずだから、
日本の正社員に仕事の負担がかかってくる」というところです。
もちろん、日本にはパートやアルバイトを上手に使って回している会社もあると思います。
むしろそういういうところは、上手に正社員の仕事量を減らせてるかもしれません。
でも、もし、女性が正社員として働く機会が多くなればどう考えられるでしょうか?
責任がある仕事ができる人が多くなり、一人当たりの仕事量が減り、定時にきっちり帰るということが実現しやすいのではないでしょうか?
次に、スウェーデンについて
上記の話の流れから分かるように、
アルバイトやパートが少なく、正社員で働く人が多いです。
ただし、私の印象としては、全員がフルタイムの正社員というわけではなく、
結構フレキシブルに働く正社員が多いという印象です。
これにより、子育て世代の女性の社会復帰を促し、なるべくみんなに働いてもらって税金を納めてもらう。そうすることで高福祉の国を実現しているのではないでしょうか?
(そもそも子育て世代の女性が働きやすいというのは、子供教育や保育システムがしっかりしているからなので、深堀すればもっと社会の構造が分かりそうですね。)
しかし、私の主観からみて、スウェーデンのやり方にデメリットもあります。
それは、一人一人の仕事負担が少なくなり、一人一人の責任感が減ることです。
これにより、何が起きているかというと、
(日本人からすると)結構簡単に仕事を休みます。
例えば、学校の先生。
日本と比べて休む先生が多い印象です。
ここで、スウェーデンでは数少ないアルバイトが役に立つのですが、
万が一休んだ時にカバーできる、アシスタントの先生(バイト)がそろっています。
このように、環境は整っているため、休みやすいです。
しかし、正直、こんなに休まれては困るんじゃない?と思うぐらいです。
その他のデメリットでは
役所仕事や医療現場ではしわ寄せがきていると思います。
やはり、全員が仕事を終わらせて帰るわけではないので、仕事は溜まります。
それが目に見えやすいのが役所仕事と医療現場だと考えています。
役所仕事では、とにかく書類が出来上がるまでに時間がかかります。(これはほかの問題もあると考えていますが)住民票が作られるのに何週間か待たないといけないです。
日本だったら1日でできるものが・・・です。
また、具合が悪くなって病院に行く場合も、
症状によっては後回しです。
緊急で診ないといけない方を優先しないと回らないんです。
だから、スウェーデンでは風邪ぐらいなら病院にいきません。
とりあえず周りにうつさないという意味でも自宅に籠ります。
これは、先ほどのすぐ休む話にもつながります。
風邪ひいた→
病院行かない→
薬もらえない→
家で自分で直す→
仕事休む
みたいな感じ?
スウェーデンの方が仕事が遅いわけではありません。
しかし、自分の生活を犠牲にするほど無理はしません。
全員がそれをわかっているので、
時間がかかっても、病院の予約が半年後しか空いてなくても
文句を言ってる人をあまり見たことがありません。
正直、これぐらいのほうが、生きていても楽かもしれません。
日本は責任感があるからこそ、人にたいしても厳しくなりがちかもしれません。
それぞれの国に
メリットと
デメリットがあるね
社会の違いって
面白い!
社会の仕組みは奥深く、
もっと長くなりそうなのでここまでにしておきます。
私は、問題が見えた時に国全体が改善の方向に行くことを願っています。
その国を作っているのは私たち一人一人ですけどね!
それでは、ヘイドー!
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